キャッチャーの投げ方 ・送球編

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では具体的にキャッチャーの送球についてお話したいと思います。

『キャッチャー　送球』と聞いて思い浮かべるのは、盗塁時の送球というのがほとんどだと思います。
そのあたりのお話をしていきたいと思います。

一般的に、二塁ベースに到達するまでの平均時間が１．９秒を切ると一流だと言われています。

１．９秒を切るためには？

①正確さ
②素早さ（当たり前ではあるが・・）
③強い送球

解説

①正確さとは？
具体例を上げるとしたら、ランナー一塁の場面でランナーが2塁へ盗塁を試みる場面を想像してみてください。
この場合キャッチャーはピッチャーの投球を捕り素早く送球動作をし、2塁塁上へ送球します。
この場合、
①二塁手（遊撃手）の胸の高さへ投げる。
②2塁ベース付近に投げる。
どちらがアウトになりやすい送球でしょうか？

答えは、②です。
この場合捕球する二塁手（遊撃手）は盗塁を試みるランナーにタッチをして、初めてアウトになります。
なのでタッチする距離は短い方がアウトの確立はあがります！
なので2塁ベース付近に投げるのがベストです。
（あくまで一般的な解釈です。）


では具体的に塁上付近に投げる為にはどうすればいいでしょうか？

盗塁時の送球について

まず目指す送球先は塁上３０cmぐらいに球が行けば良いでしょう。
こう考えると少し簡単になりましたか？

そして事前に球筋含め自分自身の肩の強さなどをあらかじめ把握しておくことが大事です。
こうすることで、投手の頭上のこの辺りに投げれば目標とする場所に行くなぁという的のような
ものができるはずです。
後はその的をめがけて投げる事だけを心がけてください。

しかし、試合中は想定外の事も起きるはずです。この事も踏まえ後の２点にも注意してください。
①しっかり握れなかった時
②ピッチャーの投球が右に逸れた時　

①しっかり握れなかった時は？

しっかり握れなかった時の玉の軌道は山なりになります。
なので少し高めに的を設定してください

②ピッチャーの投球が右に逸れた時は？

この場合は体勢を崩して捕球することになり、サイドスロー気味で投げる事になります。
その際ボールの軌道は右側に逸れていくような形になるので、少し左に的を設定してください。

後は、練習でこの３点の的を投げ分けられるようにしてください。
試合でも練習でも的に投げることを念頭に置いて送球してください。
②素早さとは？
ランナーが盗塁した際、いかに良い場所に送球出来たとしても、送球の動作が遅かったとしたら、
アウトになる確率はグーンと下がりますよね？

そこでキャッチャーに求められるのは素早い送球動作も大事になってきます。
『捕ってから投げる』と『捕りながら投げる』ではどちらが早いでしょうか？

もちろん『捕りながら投げる』ですよね？これは動作と動作（ここでは、捕ることと投げること）に切れ目がないので早いということになります。
では、詳しく説明をしていきたいと思います。

素早い送球動作を行うには？

まず、構え方ですが、左足を少し前に出して構えます。
これは、送球先（ここでは二塁）へ投げる際必ず左肩がそこへ向きます。なので事前にその体勢を作っておくことで
キャッチャーは、スムーズに素早い送球動作へ移る事ができます。

そして、捕球からの動きになりますが、
①右足に体重を乗せ
②左足を踏み出す
右足に体重を乗せることは素早く投げる上でとても大事なのでしっかりと練習の際は意識してください。
①、②のプロセスをしっかり素早く行う事が大事である。

③強い送球とは？
文字通りだが、遅い球よりは、速い球のほうがアウトになる確率は高いですよね？

なので、強い送球もキャッチャーは求められます。
では、強い送球を投げるための方法を解説していきたいと思います。

強い送球を投げるためには？

少年野球でキャッチャーをしているお子さんや肩の弱い方は、ノーバウンドで届かせるために
山なりのボールを投げていたりしないでしょうか？

これでは、強い送球とは言えません。なので、最初は届かなくても良いのでライナー性の低いボールを投げてください。
また、山なりのボールを投げることで、右肩が開くようなフォームになります。これは、肩を故障する原因にもなりますので注意しましょう
こちらの記事で詳しく書いております！
投げる際の上半身のフォームのイメージ
①両手の甲を内側に向ける【内旋の動作】
②そのまま肘を上げ
③右手の甲を相手に向けたまま、しなりを使ってリリース。また左手の甲も内側に向いていないといけません。体の使い方一つで怪我もしにくくなります。

以上を踏まえてしっかりと練習してくだい！

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タグ：投げ方